有痛性分裂膝蓋骨


分裂膝蓋骨 
 ・分裂膝蓋骨とは、膝蓋骨(お皿)が2つ以上に分裂している状態を言います。

・
明らかな原因は不明です。

・先天性の場合や成長に伴ってに骨の癒合不全で生ずる場合が考えらてれいます。

・大半は二分膝蓋骨(お皿が2つに分かれている)です。

・
多くは膝蓋骨の外側の上部に小さな骨片として存在します。

・
時に三つ以上に分裂している症例も見かけます。

・無痛性分裂膝蓋骨(症状のない症例)と有痛性分裂膝蓋骨(症状のある症例)に分かれます。


有痛性分裂膝蓋骨
・スポーツ活動や打撲などの際に分離部にストレスや炎症が加わると痛みや運動障害を訴えます。

・大半は
膝蓋骨の外側上部の痛みです。

・痛みは運動にて増悪し、安静にて改善されます。

診断
・レントゲン検査で確定されます。

・しかし、撮影条件によって分裂骨片と大腿骨が重なりあって発見できないことも多々あります。

・診断には、必ず
軸写像を加えた3方向撮影で必要です。

治療
1)保存的治療
・スポーツ活動を極力制限して頂きます。

・物理療法や運動療法として股のストレッチング、膝のストレッチング、股の筋力強化、膝の筋力強化を指導いたします。

・また
膝蓋骨制限付きサポーターやジャンパー膝サポーターの着用を勧めます。

・改善されない症例は、分離部や大腿四頭筋周辺に
ステロイド注射を試みます。

2)手術的治療
・再発を繰り返す症例が対象となります。

・術式
�@外側支帯切離術(骨片についている大腿四頭筋腱の一部を切離して骨片にかかるストレスを減弱される方法)

�A骨片摘出術(分裂骨片を摘出する方法)

�B骨接合術(分裂した骨をつなぐ方法)があります。

・しかし、骨接合術は骨がつくまでに時間を要し、さらに再骨折の可能性もあるため、一般的に外側支帯切離術や骨片摘出術が選択される傾向にあります。



 たはら整形外科