橈骨頚部骨折

・橈骨頚部骨折は肘が伸びた状態で手をついた際に、関節に外反力が強制され、橈骨頭と上腕骨小頭が衝突して骨折が発生します。6歳から13歳によく認められます。

症状
・肘の痛みや腫れで、痛みのために肘を動かそうとしません。

診断
・レントゲン検査が不可欠です。しかし、転位(ずれ)のない症例は見逃され易いので注意深い観察が必要です。

・数週間後のレントゲン検査で硬化像(骨がつき始めている状態)を認め、診断されることがよくあります。


治療
保存的治療(手術しない方法)が原則です。

1)保存的治療

・転位のない症例や転位が軽度な症例は、三角巾や数週間のギプス固定で治療します。

・
転位が著明な症例や将来、肘の変形や運動障害が予測される症例では、麻酔を用いて徒手整復術を行い固定ます。

2)手術的治療
・保存的治療(手術しない方法)で整復されない症例や粉砕例(バラバラになった骨折)は、
骨接合術(骨をつなぐ手術)が必要となります。

・時に、長年放置され、成人になって
偽関節や変形性肘関節症を来たして受診されることもあります。

・なお、成人の症例は
橈骨頭骨折や橈骨頚部骨折を参照されて下さい。


 たはら整形外科