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| ・下腿骨疲労骨折は、スポーツ活動によって起こる成長期の代表的な骨折の一つです。 ・下腿骨疲労骨折は、発生部位により脛骨疲労骨折と腓骨疲労骨折に分かれます。 ・骨と筋力の発育が不均等である成長期にランニングやジャンピングなどの繰り返しによって、骨に過度なストレスが加わり発生します。 ・外傷(転倒や打撲)などによって起こる下腿骨折とは、明らかに受傷機転や臨床所見が異なります。 症状 ・下腿の痛みと腫れを訴えます。 ・痛みは運動で増悪し安静で軽快します。進行すると、歩行時痛や歩行障害を認めます。 診断 ・レントゲンで確定されます。 ・ただし、初期はレントゲンで異常を認めません。 ・2〜3週間後の再レントゲンで骨膜反応や仮骨が認められて骨折と診断されます。 ・したがって、スポーツ選手が下腿の痛みを訴える時は、常に疲労骨折を念頭に置き注意深い経過観察が必要です。 ・早期の診断にMRIが非常に有益です。 ・脛骨疲労骨折はシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)との鑑別(見極め)が大切です。 ・他に代表的な疲労骨折として中足骨疲労骨折があります。 ・時に骨粗鬆症に起因した疲労骨折を経験することもあります。 治療 1)保存的治療 ・スポーツ活動を極力制限していただきます。 ・運動療法として股のストレッチング、膝のストレッチング、足首のストレッチング、アキレス腱のストレッチング、股の筋力強化訓練、膝の筋力強化訓練、足首の筋力強化訓練、アキレス腱の筋力強化訓練を指示します。 ・疼痛緩和にアセトアミノフェンや外皮用薬を短期間処方します。 ・完治まで3〜6ヶ月間を要します。 ・骨癒合(骨がつく状態)を促進ために超音波骨折治療器を使用します。 2)手術的治療 ・腓骨前方骨皮質に発生する跳躍型疲労骨折(ジャンプ動作を行うスポーツ活動で脛骨の中央に起こる骨折)で長期間疼痛を訴える症例は、手術が必要となることがあります。 ・手術は髄内釘やプレート固定などが検討されます。
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