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| 上腕骨の近位端での骨折です。 ・さらに、近位端の骨折は骨頭骨折、解剖頚骨折、大結節骨折、小結節骨折、外科頚骨折に分かれます。 ・骨粗鬆症を有する高齢者は、些細な転倒や転落により簡単に骨折されます。 ・若年者ではスポーツ活動中の転倒などで発生します。 症状 ・肩の痛みや脹れ、運動障害(健側の手で腕を支え、全く動かせない状態)で受診されます。 診断 ・レントゲン検査で確定されます。 転位のない症例(ずれのない症例) 転位を認める症例(ずれている症例) 結節部での骨折など様々なタイプが存在します。 ・詳細な情報はCTで検討されます。 ・合併症として神経麻痺(腋窩神経麻痺、肩甲上神経麻痺など)があります。 ・骨癒合(骨折が付く状態)の後、半年から数年後に上腕骨頭壊死の発生があります。特に、骨頭骨折や解剖頚骨折で多発します。 治療 1)保存的治療(手術しない方法) ・転位のない症例は三角巾固定やバストバン固定で経過観察します。 ・軽症例はHanging cast (腕と鉄の重りで骨折部を牽引し整復する方法)やFunctional brace などで治療します。 2)手術的治療 ・著明な転位を認める症例や早期の社会復帰を望まれる症例に行われます。 ・術式は髄内釘固定術、プレート固定、k鋼線固定、k鋼線髄内釘固定、エンダー髄内釘固定などがあります。 ・術後早期より関節可動域改善訓練や自動・他動ストレッチング、肩の筋力強化訓練やコマンド体操などの運動療法を開始します。
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