上腕骨骨幹部骨折

上腕骨の骨幹部での骨折です。

・上腕骨骨幹部骨折は転倒や転落などの外傷(ケガ)によって発生する症例と、野球などの投球動作(加速期からリリース期)で発生する症例などがあります。

・投球動作で生じる骨折(投球中に筋肉の過度な牽引力で発生する骨折)は、外力の程度や酷使された筋力の牽引力や収縮力により骨折するケースです。


症状
・骨折音(ボキッと言う音)を伴って激痛や腫れを訴えます。

・転位(ずれ)のある症例は、変形や異常可動性(折れた所がグラグラする状態)を認めます。

診断
・レントゲン検査で確定されます。

・合併症として神経麻痺(橈骨神経麻痺)、血管損傷などがありますので必要です。


治療
・大半は手術的治療です。
1)保存的治療(手術しない方法)
・転位のない骨折(ずれがない症例)や手術を拒まれる症例は、
ギプスやHanging cast(自分の腕と鉄の重さで骨折部を牽引して整復する方法)やFunctional brace(整復固定後)する方法があります。

2)手術的治療
・早期に社会復帰したい症例や転位のある症例、神経や血管損傷を合併した症例に行われます。

・術式は
プレート固定、髄内釘固定、エンダー髄内釘固定などがあります。

・術後は、肩関節拘縮(関節が固まる状態)を予防するため、早期にリハビリテーションとして
肩のストレッチングや筋力強化訓練、コドマン体操などの運動療法を開始します。


 たはら整形外科