乾癬性関節炎

・乾癬は皮膚科で日常よく遭遇する疾患の一つです。

・しかし時に、関節症状を訴え、整形外科を受診されて乾癬性関節炎と診断されることもあります。

・乾癬性関節炎とは
皮膚や爪に乾癬を認め、小関節や脊椎、仙腸関節を侵す進行性の慢性炎症性疾患です。

・大半は乾癬の発疹が先行して、その後、関節炎が出現します。

・30〜50歳に好発します。


原因
・原因は不明です。

・遺伝的素因や環境因子(ウイルス感染や細菌感染、外傷)などが加わり発症するものと考えられています。

症状
・
手指の痛みや脹れ、変形を認めます。

・時に脊椎炎や仙腸関節炎による腰痛や臀部痛を訴え受診されることもあります。

・
アキレス腱炎や足底筋膜炎に伴って受診されます。

診断
・皮膚病変を認めます。

・レントゲンで関節炎や脊椎炎(
手指や脊椎、仙腸関節など)を認めれば容易です。

・乾癬性関節炎は大半が非対称性の関節炎でリウマチ関連因子は陰性です。

・鑑別疾患として変形性関節症(ヘバーデン結節、ブシャール結節)、関節リウマチ、痛風・偽痛風などがあります。


治療
・皮膚科で乾癬を治療して頂きます。

・関節炎に対して
非ステロイド系抗炎症剤やステロイド剤や関節リウマチで処方する(メトトレキサートや生物学的製剤、JAK阻害剤)などを使用します。


 たはら整形外科